2003年4月25〜27日
古谷直広は2003年度スーパー耐久シリーズ に「FINA Racing Japan Makiguchi」チームよりクラス3にエントリーいたします。マシンはBMW M3(E36)。ドライバーは古谷直広選手と長嶋正興選手。2003年度スーパー耐久シリーズ クラス3チャンピオンを目指します!
スーパー耐久シリーズ 第1戦は4/26-27、仙台ハイランドレースウェイにて開催された。
4/25 金曜日(フリー走行)曇のち雨
古谷直広選手がBMW M3をドライブするのはこの日が始めて。まずはマシンのフィーリングを確かめながら周回を始める。走行開始直後に雨が降り出しドライでの走行はほとんどできなかったがウェットコンディションでのBMW M3の挙動は極めて安定しており、各コーナーを軽くスライドさせながら安定してコーナーを抜けていく。BTCC時代のBMWワークスマシンを彷彿させるカラーリングがなんとも優雅に見える。
●古谷直広のコメント
非常にクルマが安定しているので安心してアクセルを踏んでいけます。まだクルマに慣れていない上、ドライ路面での走行ができていませんがレースに向けての不安はありません。体力面でもGT(ディアブロ)に比べると力を必要としないので問題ないでしょう。
4/26 土曜日(予選)曇
チームはウェットコンディションでの予選を期待したが予選開始時にはドライになっていた。クラス3のライバルは予選一発のタイムが速く、決勝では抑えめのタイムで走るがBMW M3は予選も決勝もあまりタイムに差がでない。この辺の特徴を踏まえた上で決勝レースを組み立てる。スーパー耐久レースは走行距離が長いため、ラップタイムが速いだけでは勝てないレースである。
予選は長嶋選手がアタックして、1分59秒316でクラス5位。ブースト圧を予選用にアップしたRX-7がぶっちぎりのポールだが、決勝ではBMW M3の強みである「安定したラップタイム」で巻き返しを計る!
4/27 日曜日(決勝)晴
決勝のスタートドライバーは昨年もこのBMW M3でS耐に参戦していた長嶋正興選手。クルマの特性を熟知しているから心強い。
決勝レースでは予想通りライバルのラップタイムが(予選に比べて)遅いため、BMW M3は着々と順位を上げていく。予定より若干早めのピットインで古谷直広選手に交代し4位でコースに戻る。すぐに3位に浮上し2位のNSXを追う。
トップを走行中のORC RX-7はラップタイムが安定せず、ジワジワと間隔が詰まって行く。やがてトップを走るRX-7の姿が古谷選手の視界に入ると古谷選手のラップタイムがポンと上がり、つついにRX-7を捕らえた。残り5周で逆転、そのまま優勝を飾った!
●古谷直広のコメント
途中まで1位との差は18秒と聞いていた。1周1〜2秒くらいずつ詰めていた所、(相手の車のラップタイムが乱れ始め)一気に追いつきました。こちらの車両は全く問題なく安定して攻められる状態だったので無理なくパスすることができました。第1戦から優勝することができて非常に嬉しい。
●はみだしレポート
レース当日はスタート前、ゴール後とも「スポーツアイ ESPN」の取材を受けた古谷直広選手。その模様は5/15 午後10時より「スポーツアイ ESPN」にて放映されます。
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再放送もあります。
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Text: Hage-Toyo