Furuya: Report


スーパーオートバックス
スポーツドライビングレッスン
1stステージ in 関越スポーツランド

photo
Naohiro Furuya
2002年10月14日(月曜祝日)晴

今日は「体育の日」
今年から10月の第二月曜が体育の日と決められて、世間は三連休!!さすがは体育の日だけあって、最高のドライビング日和、まさに秋晴れの一日となった。

photo こんな日は彼女でも誘って、山に紅葉でも見に行きたいな・・・な〜んてちょっとロマンチックモード入りつつも、今日は関越スポーツランド(群馬県高崎市)と言うにあるジムカーナ場で、スーパーオートバックス熊谷店主催のドライビングレッスンが行われ、プロデューサー&インストラクターとして参加することになりました。

さて、「ジムカーナ」とは・・・パイロンによって自由自在に作ったコースを走って、タイムを競う競技です。そのコース設定ときたら、スラローム(スキーにもありますよね)あり、中低速コーナリングや360度タ−ン(私は苦手です!)もあると言う具合に、非常にバラエティに富んでいます。

かねてより、スーパーオートバックス熊谷店さんとは「ドライビングレッスンをしたいねぇ」と話し合っていましたが、「まずはドライビングの基礎をやってみよう!」ということになり、比較的低速で車の挙動を勉強できるジムカーナになったわけです。

この日のレッスン内容としては、午前中に急制動&スラローム練習、とミニジムカーナ練習を企画しました。

「急制動」とは・・・出来るだけハイスピードからいきなり急ブレーキを踏む練習です。
これは、一般道での走行中でも事故防止に繋がる非常に重要なテクニックの一つ。普段皆さんは思いっきり「ガツン」とブレーキを踏んだことがありますか?最近のクルマはABSが付いているのが主流ですが、とっさのハプニングに備えていきなりABSが効くぐらいブレーキペダルをドンと踏めることがこの練習のテーマです。

当初の予測通り、いきなり「ガツン」と急ブレーキを踏めない人がほとんどでした。 が、しかし回数を重ねる如に皆さんきちんとマスターしていったのには感心しましたよぉ。これが万が一の時に非常に役立つテクニックなのです。あなたのクルマが思わぬハプニングの時にどういう動きをするのか、体験して頂きたかったのです。教習所では教えてくれませんからね。

次は、急制動をしながらステアリングをきって障害物を除けるレッスン。
始めは障害物として設定したパイロンをぶっ飛ばして行く人がほとんどで、クルマと悪戦苦闘していた参加者がほとんど!! しかし何度もトライするうちに、これまた見事に全員がマスターしてしまいました。 みんなさすがだねぇ〜優秀優秀!

さて、このレッスンは、急に飛びだして来た人や車や猫を?瞬時に除けることが目的です。一般道では「いざ!!」という時にきっと役立つと思います。いや役立つはずです!

と同時に行ったスラローム練習は、皆さんのクルマが出来るだけ早いスピードで左右にハンドルをきりながら、またアクセルとブレーキのリズミカルな操作によって、パイロンを通過して行くのです。この時も皆さんのクルマがどういう動きをするのかを知ってもらって、実体験に活かしてほしいですね。

コースの半分の面ではミニジムカーナの練習。これは主にフロントタイヤの使い方や各自の車の限界時の挙動を知ってもらうためのレッスンです。1速の範囲内のスピードなのになかなか自分のクルマを思ったように動かせない、、ということを知ってもらい、今後の練習や安全運転の役に立てて欲しいです。

レッスンの目的って要は、クルマの限界を知ってほしいのです!
限界を知れば余裕あるドライビングが出来ると思うし、安全運転につながりますからね・・・。プロの世界でも、限界をコントロールしながらまるで自分の手足のようにマシンを操りサーキットを走ります。
レースでは常に限界ぎりぎり走行で、マシンの性能を100%発揮して一秒でも早く走る。 お酒だってそうですよね。自分の限界を知っていると、安心して飲める。 それと同じで自分のクルマの性能を知ってみるのもまた楽しいと思いますよ。 世界が広がるし、「クルマ」って人生を豊かにしてくれますよ!!

さてさて、午後は・・・・
午前中のメニューの他に、ジムカーナのタイムアタックをご堪能頂きました。みんなかなりクルマをコントロールする技術が身に付いたみたいで、ドリフト走行をしている人が多かったのにはビックリでした。 ひょっとして私より上手いんじゃない?!(笑)

私も車を借りてタイムアタックに参加しましたが、ものの見事に360度ターンで大失敗!! (古谷先生ピンチ!!)
みんなここまで自分のクルマを振り回せるようになれば、次回のサーキット走行では非常に楽しみだね! ここまで出来れば一般道での危険回避能力はかなり高まったハ・ズ。

photo

●ポイント●
教習所で教える事は運転の基礎。公道は応用編。
とにかく私は、皆さんが自分のクルマの限界走行を体験することでセーフティドライブにつながると思っています。 サーキットでの試乗会やレッスンを上手く利用して、楽しみながら同時にテクニックも磨いてほしいと願っています。
けっこうストレス解消にもなるんですよ!

2002.10.14 古谷直広

Top PageProfileRacing DriverInstructorAdviserReportLinkBBS
Copyright (C) 2002, Naohiro Furuya, All Rights Reserved.